東京都中央区立常盤小学校の英語特別授業で「現地で英語インタビュー」のプログラムを実施
JVTAでは2014年より、文科省教育課程特例校(国際教育)および東京都中央区の国際教育推進パイロット校に指定されている中央区立常盤小学校の英語特別授業を担当しています。JVTAの講師が受け持っているのは、3年生2クラスと4年生2クラスの週1回の授業です。
授業では生徒が興味を持ちやすい映画やアニメを教材に使用しているのが大きな特徴です。たとえば、映画で使われているフレーズの単語を入れ換えて自分なりのフレーズにしてみたり、登場人物や講師の発音・アクセントを真似ながら映像に合わせてアテレコをしてみたりするといった取り組みを行います。そうして映像に出てくる会話を通して、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能+α(翻訳やストーリーを読み解く力)を磨き、生きた英語を習得していきます。
また、講師はカリキュラム策定も担当しています。カリキュラムは、10年にわたる指導歴の中で様々な要素を取り入れながらアップデートしています。
今年度、新たに取り入れたのは、生徒たちがアメリカの人たちに聞いてみたい質問を考え、それをJVTAの講師が現地に住むアメリカ人に投げかけてみる、というプログラムです。
生徒たちは、まず英語で現地の人に聞いてみたいたくさんの質問を考えました。この作業は実践的なアウトプットの練習になるのはもちろん、質問内容から自分たちで考えていくことで、海外の文化に対する興味や関心を刺激することにもつながります。そしてJVTAの講師が渡米時、生徒の質問をもとに現地の方々にインタビューを敢行。インタビューは字幕付きの動画にまとめられました。そうして完成した動画を見た生徒は、自分たちが考えた質問への人々の反応や返答に大喜び。海を越えたコミュニケーションが実現した実感とともに、生きた英語のフレーズやリアクションを学ぶことにもつながりました。
今回のインタビュー映像を含め、映像には多くの視覚情報が含まれています。そのため、生徒は話し手の表情や周囲の登場人物の反応なども受け取りながら、英語に対する理解や親しみを深めることができます。JVTAでは今後も映像作品の長所を生かしながら、英語を使うことの楽しさを感じてもらえる授業を行っていきます。
※文科省教育課程特例校
特色ある教育を実施して教育の充実を図るため、学習指導要領等によらない教育課程を編成して実施することを認める制度。
※国際教育推進パイロット校
国際社会に生きる日本人としての自覚や誇りを養い、多様な文化を尊重できる態度や資質を育む国際教育を推進する。国際教育の在り方や教育内容について、先行的に研究・開発を行う。
◆中央区立常盤小学校 公式サイト
https://www.chuo-tky.ed.jp/~tokiwa-es/
◆JVTAの教育機関向けプログラム
https://jvta-group.com/service/education